わたしたちのクリニックが目指すもの
いま、ペインクリニックが注目されています けれど…
あなたは、本当のペインクリニックをご存知ですか?
近年、ペインクリニックを掲げる病院、診療所は増加の一途です。
TV報道などを通じて、たくさんの方がペインクリニックという言葉を耳にするようになりました。
しかし、多くのペインクリニックでは、それほど専門的な治療技術や知識を備えていないドクターが診療にあたっているのが現状です。
本当のペインクリニックは思ったほどたくさんありません
本当の意味で皆さんの力になれるペインクリニックは内科や整形外科の片手間に行うことはできません。患者さんを集めるだけの目的にペインクリニックを掲げる施設に、本当のペインクリニック治療はありません。
ペインクリニックは神経ブロックだけがすべてではありません しかし…
ペインクリニック治療といっても神経ブロックだけがすべてではありません。しかし、必要ならば、いつでも神経ブロック療法ができるペインクリニシャンと、そうした技術を持たないペインクリニシャンでは治療の奥行きが大きく異なるのも確かです。
わたしは、日本で最高峰のペインクリニックといわれるNTT関東病院ペインクリニック科で身につけた11年間の臨床経験をもとにクリニックを開設しました。
NTT東日本関東病院ペインクリニック科で学んだドクターは正真正銘のペインクリニシャンです。
その中でも、NTT東日本関東病院で5年、10年という臨床経験を経て開業しているドクターは日本に数人です。
それではNTT東日本関東病院には問題点はなかったのでしょうか?
大きな病院、患者さんが多い病院のむずかしさ
わたしにとって、NTT東日本関東病院ペインクリニック科は、たいへん素晴らしい病院でしたが、いくつかの問題点もかかえているように見えました。
1.なかなか予約がとれない
なにしろ、日本中の「痛みの患者さん」が治療をもとめてやってきますから、初診の予約をとることも楽ではありません。
TVで報道があったりすると、予約が1年先!?などというとんでもない状態になってしまうこともありました。
NTT東日本関東病院では、重症で一刻も早く治療を開始しなければならない方も、それほど緊急性のない、「大病院志向」の患者さんも、ごちゃごちゃに混ざってしまうのは仕方のないこと、ともいえました。
つまり、臨機応変に、患者さんの痛みの種類や重症度に対応した診察はなかなか困難だったわけです。
2.待ち時間が長い
たくさんの患者さんがいれば、これは、ある意味でしかたのないことかもしれません。
予約をしていても、担当の先生に急変患者さんが現れれば、どうしても時間がかかってしまいます。
また、そうした一刻をあらそうような、重症の患者さんを優先して診察することがNTT東日本関東病院ペインクリニック科の役割なのです。
3.治療室にゆとりがない
1日に何百人という患者さんの神経ブロックをしなければならないNTT東日本関東病院ペインクリニック科では、外来スペースにつめられるだけ、精一杯のベッドがならんでいます。
残念ながら治療のベッドを選んでいるゆとりはありません。治療を受けている女性のすぐ隣に男性が治療後の安静をとっている、などということもまれではありません。
もちろん、看護師さんは精一杯の配慮をしてはくれますが、どうしても限界があるのです。
わたし自身、いつもではないにしても、患者さんのプライバシーや羞恥心に配慮が欠けていたこともあった、と感じています。
大学附属病院ペインクリニックには、どんな問題点があるでしょう?
大学附属病院は、同時に医師教育機関です
大学病院にもペインクリニックはたくさんあります。しかし、皆さんもよくご存じのように大学病院は、将来に向けて優秀な医師を育てるための教育病院でもあるわけです。
ですから、自分の希望するドクターにかかり続けることは、なかなか困難です。
あるいは、緊急の用事で、突然担当の先生が変わってしまうこともあるでしょう。
診察してくれた先生と、治療室の先生がちがう、などということもまれではありません。
経営に追われ、サービスの低下が目立つ病院が少なくありません
大学附属の病院が独立行政法人となって、医療にも経済が求められるようになりました。医療には、とてもたくさんのマンパワー(つまり人件費)を必要とするため、大学附属病院の経営は大変です。
このため、医療事務の職員などはパート職員や派遣労働者が大多数を占めるようになりました。しかし、安い労働力では医療の質を維持するのは、とても難しいのです。
医師は医師で大変。看護師さんは看護師さんで、これまた大忙し。事務員は事務員で…と、みんなバラバラで情報を共有することができなくなっている病院も少なくないのです。
からさわクリニックでは、こうした問題点について、ひとつひとつ改善をこころみています
初診、再診ともに予約制です
あらかじめ予約をしていただくことで、痛みの患者さんの待ち時間をできる限り短くするように努めています。
電話担当の受付は、医学的な知識が豊富です。あなたの「病気の診断」、「起こった時期」、「緊急性」に応じて予約の日時を調整しています。
現在、外来患者さんの99.8%の方が予約を利用されています。
待合室、診察室、治療室ともにゆとりの空間をたもちました
治療室は、ベッドとベッドの間隔をゆったりととっています。特に女性の患者さんの心理にも十分配慮したベッド配置としています。
また、待合室の椅子は腰痛患者さんの負担とならないようにウィルクハーン(独)社製のA-line chairを採用しています。
クリニックスタッフは全員が常勤の職員です
からさわクリニックにはパートや派遣のスタッフはいません。
ですから、受診のたびに見知らぬ看護師さんやクラークさんに一からあなたのことを説明する必要はないのです。
たとえば、受付のクラークさんは、あなたが今日の予約をキャンセルしなければならなかった理由についてメモをとって私に報告してくれます。
また、看護師さんは、あなたが治療を受けるとき、硬い枕を好むのか、あるいは柔らかい方が好きなのか…といった内容まで把握しています。
アルバイトや研修のドクターはいません
痛みの治療は、身体の治療と、心のケア、の両面から進めなければなりません。そのためには一貫した治療が必要です。一部の病院のように、毎回診察するドクターが変わってしまうようでは理想的なペインクリニック治療はできません。
からさわクリニックは教育機関ではありませんから研修の先生はいません。
また、わたしは、どんなに忙しくてもアルバイトのお医者さんにクリニックを任せることはしません。
スタッフの勉強会が充実しています
大きな病院では、受付のクラークさんは会計や電話の対応に追われ、看護師さんは看護に追われ、医師は診療に追われ、みんながバラバラに自分の仕事に追われがちです。
からさわクリニックでは、週1回ミーティングを開いてペインクリニックの病気や治療の勉強会を開いています。その知識は基幹病院の研修医も舌を巻くレベルです。
また、それぞれの患者さんの気にしていること(たとえば、家庭で介護をしなければならない人がいるなど…)や、他にどんな病気を持っているか、などの情報を共有しています。
また、患者さんからの不満の意思表示があれば、できるかぎり、これを改善するための話し合いをしています。